さて、今回は、私がブータンにて駐在しているNGO、王立自然保護協会(Royal Society for Protection of Nature: RSPN)のご紹介をしたいと思います。
RSPNは、1987年、現在ではラムサール条約にも指定されている、ポプジカ谷の湿原にて、オグロヅルの保護活動と、その地域に暮らす人々の生計向上を目的に設立された、ブータンで唯一の自然保護団体です。上の写真は、ポプジカ谷でRSPNが運営管理をする、オグロヅルセンター。現在では、ブータン王妃、ヅェツン・ペマ・ワンチュク妃をパトロンに迎え、オグロヅルの保護活動にとどまらず、以下4つの柱を軸とした活動を、様々な国内外の機関と協力し、ブータン全土にて展開しています。
- 絶滅危惧種の保護
- 地域コミュニティの持続可能な発展
- 環境教育
- 研究活動
本部はブータンの首都ティンプーにオフィスを構え、私もその一角を間借りして、JEEFの活動を行っています。
こちら、RSPNのメンバーたち。ブータン内外の教育機関を卒業し、情熱をもって働く優秀な人材の揃った精鋭です。

RSPNティンプーオフィスの講堂にて
RSPNのスタッフたちは、はじける時ははじける、議論になったらとことん議論する、レポートを書くときは残業してでも集中して書く(ちなみに、ブータンでは残業手当を支払う習慣はありません。基本的に皆さん、定時に退社し、家族との時間を大切にするためです。)と、非常にメリハリがあり、他のブータンの組織と比べても、プロフェッショナル意識が高いといえると思います。私自身、そんな彼らから、日々学ぶことがたくさんあります。
RSPNの活動についてより詳しく知りたい、という方は、以下のWEBサイトをご参照くださいね。(すべて英語サイトとなります)
- 王立自然保護協会(RSPN) http://www.rspnbhutan.org/
- RSPN Facebook https://www.facebook.com/rspnbhutan/
- オグロヅルセンターFacebook https://www.facebook.com/cranecentre.bhutan/

ティンプー市内のネイチャートレイルをつくるRSPNスタッフたち
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