松尾茜のブータンなう

ハ現地のCBSTワーキンググループ

ポプジカ谷へのスタディーツアー

続いては、ハ現地にて、本事業の進行の担い手となる、CBSTワーキンググループについてご紹介します。

結成したのは、昨年4月。メンバーは、ハ県事務所職員、プロジェクト対象地域であるブジ郡、エス郡、カツォ郡の郡長、ジグミ・ケサル自然厳正保護区職員、ハ漁業センターの職員からなります。結成会議では、ポプジカの事例からCBSTのコンセプトを説明した後、ワーキンググループの達成目標や、それぞれの役割を確認しました。
驚いたことに、彼らのツーリズムに対する問題意識、ならびに期待はすでにとても高く、トレッキングルート開発や文化資源の活用、ます釣りのアクティビティ化など、会議中は様々な意見が飛び出しました。RSPN側からは、CBSTはホームステイ開発に留まらず、幅広い観光アクティビティの開発も含んでいること、そして、コミュニティへの利益の還元が最優先であることを強調しました。

CBSTワーキンググループ結成会議の様子。ハ漁業センター会議室にて。ハの男性は体格がいいですね。

CBSTワーキンググループ結成会議の様子。ハ漁業センター会議室にて。ハの男性は体格がいいですね。

 

その後すぐ、2015年5月上旬には、ワーキンググループのメンバーで、ポプジカへのスタディー・ツアーへ行きました。RSPNとJEEFがすでにホームステイやローカルガイドの開発をした地域を実際に見学することで、事業実施後のイメージを想像しやすくしてもらうのが目的です。
ツアー中は、みんな子供のように大はしゃぎ。7時間近くの長旅となるバスの中では歌合戦をしたり、“何もなくても楽しめる”ブータン人の幸せパワーを強く感じました。ポプジカでは風物詩ともいえるオグロヅルが、観光ブランドとして機能していること、ホームステイ受け入れ農家の飾らないおもてなしなどを自ら体験し、「ハもポプジカのように、我々地域コミュニティが観光客を受け入れ、楽しんでもらうんだ!」と、皆さん意気揚々、モチベーション高く、ハに戻ったのでした。

ハのビジネス界代表、リンチェン氏は、「農家に宿泊したのは幼少時依頼で、なんとも言えない懐かしい、素晴らしい体験だった。ホームステイの醍醐味が良く分かった。」と、スタディーツアーの感想を語ってくれました

ハのビジネス界代表リンチェン氏は、「農家に宿泊したのは幼少時依頼で、なんとも言えない懐かしい、素晴らしい体験だった。ホームステイの醍醐味が良く分かった。」と、スタディーツアーの感想を語ってくれました。

関連記事

  1. ハのローカルガイドたちも晴れ姿 1年に一度の「ハレ」の日:ハ・ツェチュに行ってきました!
  2. ローカルガイド実地研修の様子 エネルギッシュなハの地元っ子たちに雇用機会を!ローカルガイド研修…
  3. 25497057_1782095745136387_471386483_n ナショナルデーがハで開催されました
  4. 番組にも登場する、ハの農家の娘、サンゲイとそのお母さんと TV番組のお知らせ
  5. やる気いっぱいのホームステイ研修参加者たち ホームステイ研修で、農家のお母さんたちのスキルアップ!
  6. RSPNの仲間たちと 眞子さまブータン公式訪問:ありがたい御接見の機会をいただきました…
  7. プロジェクトを進める上での相棒、RSPNのツェリン・チョキさん(左)と彼女の息子さん(中央)と筆者(右) はじめまして!
  8. 第4回目運営委員会会議の様子 CBST運営委員会について

Warning: count(): Parameter must be an array or an object that implements Countable in /home/vuser05/9/8/0068589002/www.bhutan.jeef.or.jp/wp/wp-includes/class-wp-comment-query.php on line 405

おすすめ記事

local-guide ブータン王国ハ県の地域に根ざした観光開発 ツアー7日間 の募集を開始しました

日本環境教育フォーラムのブータン事業では、エイチ・アイ・エスさんとのスタディツアーを八月に開催し、大…

セミナー・イベントに参加する

  1. 25508717_10155923737376171_1132037258_o
  2. チラシ用写真
  3. DSC_7366
PAGE TOP