雨季のブータンより、こんにちは!
ブータンの夏は雨季にあたり、緑がしっとりと濃く生い茂る中に白い雲が立ち込め、とても神秘的です。内陸に位置するため、湿度がそこまで上がらず、雨上がりの爽やかな風は、なんとも言えず心地よいものです。日本はだいぶ暑さが厳しくなってきたようですね。
そんな、夏真っ盛りの日本に、7月31日~8月10日、ブータンのハ県から、研修員3名を連れて、私も久々に一時帰国をすることになりました。今回の研修の目的は、「日本の“道の駅”の事例から、地域に根ざした観光・お土産物開発について学ぶこと」です。訪れるのは、地域観光開発の成功事例として知られる、福島県、千葉県の道の駅などです。
・福島県 道の駅ふくしま東和
・千葉県 道の駅とみうら・枇杷倶楽部
そして、今回ブータンから訪日する研修生3名がこちら。

リンチェン・カンドゥさん
リンチェン・カンドゥさん (Mr. Rinchen Khandu)
ハにて木材の製材・建設を行う“カンドゥ・コンストラクション”と、三ツ星ホテル“リスム・リゾート”を経営する、地元を愛するやり手ビジネスマン。
若者ビジネスグループ、Haa Valley Cooperativeの座長でもあります。<br/ > 15年以上前、家具製作の研修生として、島根県三隅町に10か月間滞在した経験があり、日本語が少し話せます。日本への訪問後、ほぼ一文無しの状態から、2つのビジネスを成功させて現在に至ります。今回の訪日後も、道の駅プロジェクトを成功に導く強い原動力としての役割が期待されています。敬虔な仏教徒です。

ギャルツェンさん
ギャルツェンさん(Mr. Gyeltshen)
南部ハ出身。ハ県事務所でPlanning Officerを務める、優秀な地方公務員。英語でのプレゼンテーションや文書作成はお手の物。
RSPNとJEEFがポプジカ谷で地域観光開発事業を行っていた時にも、ウォンディポダン県のOfficerを務めていたため、事業の内容にも精通している。県主導でハに「道の駅」を建設するにあたってのキーパーソン。

チェンチョ・ラモさん
チェンチョ・ラモさん (Ms. Chencho Lhamo)
ハ出身の若者から成るビジネスグループ、Haa Valley Cooperativeの総務担当。地域の農家から新鮮な牛乳を回収し、チーズやバターに加工しています。
もっと魅力的で多様な商品を生産したい!それを旅行客の皆さんにも味わってもらいたい!と意気込んでいます。
道の駅の完成後は、このHaa Valley Cooperativeが運営管理していく予定です。
研修は、東京→福島→千葉の順に進み、最後に東京に戻ってきます。そこで、ブータンの研修生とぜひ交流したみたい!という方々のために、8月9日(火)、東京にて交流会を設けました。
★詳細・お申込みはこちら→ 8月9日ブータン交流会のお知らせ
ブータンの田舎、ハ県で日々生活するブータンの方々と、東京で直接の交流ができる、めったにないチャンスです。彼らからブータンの空気を感じたい方、地域観光開発について意見交換したい方、とにかくブータンの人たちに会ってみたい!という方、皆さまのお越しをお待ちしております!ちなみに、3名とも英語がとっても堪能です。ゾンカ語、ネパール語、ヒンディ語も通じますので、そんな特殊な言語力をお持ちの方は、腕試しにも!?是非お越しください!
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